多くのバグやクラッシュを引き起こす不具合を修正したiOS7.1がリリースされ、システムのクラッシュが発生する割合は全体的には減少したのですが、iOS7.1にアップデートしたユーザーからは多くの新しい不具合の報告が上がっています。
アップルのサポートフォーラムでも話題になっていますが、最も頻繁に起きている不具合がタッチスクリーンが全く反応しなくなってしまう不具合です。この不具合を報告しているユーザーの多くは、通知センターの画面を開いた時に頻繁にフリーズすると報告しています。
また、iOS7.1でフリーズするのはスクリーンがロックされた状態でもよく起きるようで、ユーザーはiPhoneを使用するために再起動を余儀なくされるようです。さらに、文字入力のためにキーボードを表示するとフリーズし入力を受け付けなくなるとの報告もあります。
Touch IDには新たなバグか
iOS7.1にアップデートしたiPhone5sユーザーの場合には、指紋認証センサーTouch IDが指を置いても全く反応しなくなったとの報告が増えています。この場合には再度指紋を登録し直せば改善するとの報告がありますが、Touch IDの設定を調整しても改善されないと報告しているユーザーもいます。
クラッシュ率は2%強から1.6%に減少
このように、iOS7.1にアップデートしても依然として不具合は発生しているようなのですが、クラッシュログ解析サービスのCrittercismによりますと、以前のiOS7の時には2%以上だったアプリのクラッシュ率はiOS7.1では1.6%と比率は下がっていると報告しています。
iOS7.1へのアップデートは不可欠
iOS7.1のリリース後の72時間で17.9%のユーザーがアップデートを行っており、これまでに問題になっていたSafariやマルチタスクの使用中のTouch IDでのクラッシュなどのバグは修正されています。さらにiOS7.1ではユーザーインターフェースも洗練され、iBeaconの無線接続も改善し、iPhone4などの旧機種でのパフォーマンスも向上しています。
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