iPad miniのほぼ半額!中国シャオミーがタブレット「MiPad」を発表 アップル・サムスンに挑む
2014.05.18 10:25
中国のスマホベンダー・小米科技(シャオミー)は15日、タブレット端末「MiPad」を発表したとロイターが報じています。
同社としては初のタブレット端末となり、商品ラインナップを拡充し、アップルやサムスンに後発ながら攻勢を仕掛けています。
「MiPad」は、アップルのiPad miniと同じサイズの7.9インチ画面を搭載。基本OSは「Android」であり、他社のタブレット端末同様、Wi-fi接続や前面背面のカメラ機能を持っています。
HDD容量は16GB、64GBの2種類で、カラーは6色から選べます。LTE(4G・第4世代移動通信網)に対応しているかは今のところ不明です。
注目すべきは価格で、16GBのMiPadで1499元(およそ2万4千円)となっており、iPad miniのほぼ半額にまで抑えています。
世界第6位のシャオミーら、中国勢が仕掛ける「タブレット戦争」
シャオミーの最高経営責任者・雷軍氏は、「アンドロイドOSのタブレットでは、世界で最も高性能」と語り、性能に自信を示しています。
2010年に創業したシャオミーは、現在世界第6位のベンダーにまで成長。2013年のスマホ販売台数は1870万台に達し、2012年の719万台から急増させています。2014年には4,000万台の販売が見込まれている、現在急成長しているスマホベンダーです。
シャオミーは自前の生産工場を持っていませんが、シャープやソニーに液晶やカメラ等を数多く調達。製品の組み立てを鴻海(ホンハイ)精密工業に委託しています。基幹部品や組立工場が国内に多く、生産ラインを整えやすいという利点を最大に活かしています。
現在のタブレット端末の世界シェアは、アップルとサムスンが大きくリードしています。
中国勢は後発組ではありますが、シャオミーの「MiPad」をはじめ、パソコン世界最大手の聯想集団(レノボ)も、タブレット市場への対応を急いでいるという情報が入るなど、今後のタブレットのシェアは変動していく可能性があります。
こうしたタブレット競争により、アップルのiPadやiPad miniの製品仕様や、特に価格面で大きく影響してくるのかもしれません。アップルユーザーにとっては、これまで以上の高性能を実現しながらもより低価格での提供を期待したいところです。
参照元:朝日新聞
執 筆:iCHI
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