アップル『iWatch』発売は秒読み段階か!?
2013.07.23 16:18
アップル『iWatch』発売は秒読み段階か!?
それは肌身離さず身につけることができるコンピューター端末とですが、アップルがいよいよ腕時計型端末『iWatch』の発売に向け、各国で商標登録申請が相次ぎ、実用化のための開発メンバーを続々と新規採用していることが判明しています。
「ウエアラブル・コンピューター」といえば、ライバルの米グーグルが2013年5月に試験販売した眼鏡型の「グーグルグラス」がありますが、『iWatch』が発売されれば、用途は違えど何かと比較されるでしょう。
革新的な製品を世に送り出すことができず、株価も低迷が続くアップルは、かつての輝きを取り戻すべく、その製品に注目が集まっています。
「アップルはここ数週間、ウエアラブル・コンピューター分野の専門知識を持つ人材をアイウオッチ計画のメンバーとして積極的に採用している」。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は16日までに、こう報じた。さらにFTは情報筋の話として、アイウオッチの開発チームの上級メンバーが退社を示唆したところ、大幅な給与アップを提示され、社にとどまることになったと伝えた。
2013年7月に入り、欧米メディアでは、アイウオッチをめぐる報道が相次いでいるようです。
フランス通信(AFP)によると、アップルは仏高級ブランド「イブ・サンローラン」のポール・ドヌーブ前CEOを上級副社長に迎え入れたとされています。
同氏は1990年代にアップルに所属した後、複数の高級ブランドでキャリアを積んでおり、『iWatch』のデザインを担当すると噂されています。
さらに日本の特許庁に『iWatch』の商標登録を申請していることも判明しています。
特許庁への申請では、商品区分としての本来の時計機能に加え、携帯型コンピューター、デジタルオーディオプレーヤー、GPS(衛星利用測位システム)端末、音声認識ソフトウエアなどが列挙されており、こうした機能を詰め込んだ“夢の時計”となる可能性がある。
また、体調などを管理するセンサーが搭載されることも有力です。
アップルは一連の報道に対してノーコメントとしています。
製品を発売するまで秘密主義を通すアップルですので当然です。
ただ、ティム・クックCEOは2013年4月の決算報告会で「われわれのチームは驚くべき新製品の開発に向け懸命に働いている」と述べており、市場やマニアの間では、今秋にも発売されるとの見方が強まっています。
ティム・クックCEOは2013年5月に、ウエアラブル端末について、「革新に向け機は熟している」と発言。同時期にソフト開発者向けに販売されたグーグルグラスについて、「私は眼鏡はこの分野の機器には向かないと考えている。手首に装着する機器が自然だ」と語り、腕時計型が主流になるとの自信も示している。
実際、グーグルグラスをめぐっては、プライバシー侵害などの問題点が指摘され、カジノやレストランなど一部で装着禁止にする動きが出ているなど問題を多く抱えていま。
iPhoneやiPadなど革新的な製品を生み出してきた前CEO(故)スティーブ・ジョブズ氏を失ってから2年近く立ちますが、アップルの株価は最高値から4割も目減りしたまま厳しい状況に置かれています。
スマートフォンに続く次世代端末として期待されるウエアラブル・コンピューター分野で世界を驚かすことができるのでしょうか。
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