AppleのクックCEO、「来年には“メイドインUSA”Mac」と発言
2013.01.24 12:58
NBCのインタビュー番組に出演したAppleのティム・クックCEOが、製造拠点の一部を米国内に戻す計画やiOS 6のマップ、テレビ事業への関心、ジョブズ氏についてなどを語った。
米Appleのティム・クックCEOは12月6日(現地時間)、米NBCの報道番組「Rock Center」のインタビューで、Macの1モデルの製造を完全に米国内に移すと語った。具体的なモデル名は明らかにしなかった。
Appleは現在、多くの製品を人件費が米国より安い中国など海外で製造している。インタビュアーのブライアン・ウィリアムズ氏に「なぜAppleは“メイド・イン・アメリカ”企業にならないのか」と尋ねられたクック氏はiPhoneを手に取り、部品の多くは米国内で製造していると語った(iPhoneのプロセッサは韓国Samsung Electronicsのテキサス工場で製造されている)。同社は公式ページでも、Appleが米国での雇用創出に貢献しているとアピールしている。
iOS 6の地図については、「数年前に従来の製品より高品質な地図を提供しようと決定したが、失敗してしまった。われわれは現在、地図の修正に全力を注いでいる」と語った。
今後の計画について尋ねられると、「テレビをつけると、20~30年前に戻った気がする。非常に興味深い領域だ。それ以上のことは言えないが」と語った。
故ジョブズ氏については、亡くなる前に何度か「スティーブだったらどうしただろうかなどと考えてはいけない。正しいことをしなさい」と言われたことが、ジョブズ氏が自分に与えてくれた多くのことの1つだと語った。
インタビューの一部はMSNBCのページで視聴できる。